判例紹介ページのご案内
2012/11/01
このページでは、今後、判例・裁判例を紹介していきます。
判例というのは、最高裁判所の出した判断(判決や決定等)のことです。
裁判例というのは、下級審(高等、地方、簡易、家庭裁判所等)の出した判断のことです。
法律だけですべての物事がカチっと決まるのであれば、1人の専門家がいれば足りることになります。
そうではなく、実は、法律には色々な読み方ができる言葉がたくさんあり、そもそも法律には明確に書かれていなかったりすることも山のようにあります。
そうした争いのあるものに関して、起こった問題の見通しを立てるためには、過去に同種の事件で出された裁判所の判断を知っていることがすごく重要です。
もちろん、世に全く同じ事件というのは存在しませんので、あくまでその事例としての判断という留保がつくことも忘れてはなりません(判例の射程と言ったりします。)。
しかしながら、日本においてこの判例・裁判例の意義は非常に大きいものであるため、このページでは、日本中で毎日のように出されている裁判所の判断例の中から、私が知り得たもので、特徴的、重要、よくある問題点に関するもの等の判例・裁判例を随時紹介していきたいと思っています。
みなと神戸法律事務所
代表弁護士 向井 大輔